狙えジャイアントマンタ!慶良間外洋No.1下曽根でドリフトダイビング

慶良間外洋No.1ポイント
下曽根でのダイビング

下曽根は、数ある慶良間の外洋ポイントの中でもナンバー1だと言われています。その理由としては、やはりジャイアントマンタ(オニイトマキエイ)などの大物に出会える可能性があるからです!ジャイアントマンタが日本で目撃されているのは慶良間の下曽根、与那国、小笠原くらいです。たまに別の場所で目撃されることもありますが、頻繁ではありません。

また、下曽根では毎年ジンベエザメも出現しています。11月にはなぜか毎年ブラックジャイアントマンタも現れています。「外れたとしても下曽根で潜りたい!」と希望する上級者のお客様も多いです。ゴールドでは、通年して慶良間外洋でのドリフトダイビングを開催していますので、下曽根に行きたい方はお問い合わせください。

ジャイアントマンタ(オニイトマキエイ)
慶良間 下曽根のジャイアントマンタ

下曽根の場所

下曽根は、慶良間諸島最西端にある無人島「久場島」の南沖合にあります。那覇の港からダイビング船で約1時間かかり、慶良間のなかではかなり遠いポイントです。北北西方向には渡名喜島が久場島に隠れずに少し出た位置に見えます。

下曽根の場所と那覇からの位置関係

下曽根の潜り方

下曽根は、水深約40mから7mまでそびえ立つ大きな根の周りで潜ります。現地についたらガイドまたは船長が潮を読み、概ね60m~80mくらい離れた場所からエントリーして潮に乗り、メインの根に向かいます。下曽根の根は潮あたりが良く、周りにはグルクン、ウメイロモドキなどの魚が群れます。潮が速いときは潮の当たり面からあまり動きません。潮が緩いときは根の周りをウロウロして魚を探します。潮が激流のときもあれば、全く流れていない日もあります。平均して5段階中2~3程度の流れが多いです。

慶良間 下曽根でのダイビングの様子
下曽根でのダイビングでバラクーダを撮影するダイバー

下曽根で見られる魚・生物

下曽根で見れる魚、生物を紹介します。

オニイトマキエイ(ジャイアントマンタ)Giant manta

オニイトマキエイ

Giant manta

見れたら最高です。確率は低いですが、下曽根に通ってればいつか見れます!

ウメイロモドキ Yellow and blueback fusilier

ウメイロモドキ

Yellow and blueback fusilier

下曽根ではグルクンと同じく定番です。まとまるときれいです。

カスミアジ Bluefin trevally

カスミアジ

Bluefin trevally

いつもグルクンを追いかけて捕食を狙っています。

クマササハナムロ(グルクン)Dark-banded fusilier

クマササハナムロ

Dark-banded fusilier

下曽根では定番です。沖縄の方言でグルクンです。

オグロメジロザメ grey reef shark

オグロメジロザメ

Grey reef shark

たまにグレイリーフが根の周りをウロウロしています。

ネムリブカ whitetip shark

ネムリブカ

Whitetip shark

水底でじっとしてるか根の周りをウロウロしています。

ナンヨウマンタAlfred manta

ナンヨウマンタ

Alfred manta

たまにナンヨウマンタも現れます。写真は尻尾が切れてる個体。

ロウニンアジ giant trevally

ロウニンアジ

Giant trevally

中層をウロウロして泳いでます。

シェブロンバラクーダ chevron barracuda

シェブロンバラクーダ

Chevron barracuda

根の周りに居たり居なかったりします。

オグロオトメエイ Pink whipray

オグロオトメエイ

Pink whipray

たまに出現します。

ナンヨウカイワリ Island trevally

ナンヨウカイワリ

Island trevally

水温が冷たくなるとナンヨウカイワリが現れます。

ツムブリ rainbow runner

ツムブリ

Rainbow runner

水温が冷たい時期に群れてます。

テングハギモドキ Sleek unicornfish

テングハギモドキ

Sleek unicornfish

いつでも見れます。たまに三桁で爆群れしてます。

コクテンカタギ Crochet butterflyfish

コクテンカタギ

Crochet butterflyfish

意外と見れる場所は少なく、沖縄だと慶良間の下曽根、運瀬、久米島くらいだそうです。

ヒメイトマキエイ Smoothtail devil ray

ヒメイトマキエイ

Smoothtail devil ray

たまに現れて遠くから見るとマンタと間違える。通称モブラ。

イソマグロ Dogtooth tuna

イソマグロ

Dogtooth tuna

多いときは20~30匹くらい群れてます。

ジャイアントマンタ(オニイトマキエイ)
ジャイアントマンタ
ジャイアントマンタの背中
ジャイアントマンタの背中
下曽根のシェブロンバラクーダ
バラクーダとグルクンの二種盛り
慶良間 下曽根のジャイアントマンタ
ジャイアントマンタ
ジャイアントマンタとロウニンアジ
ジャイアントマンタとロウニンアジ
慶良間 下曽根のシェブロンバラクーダ
シェブロンバラクーダ
ゲストと一緒に撮った写真
ゲストと一緒に撮った写真
下曽根でのダイビングの様子
ウメイロモドキとダイバー
慶良間 下曽根のジャイアントマンタ
ジャイアントマンタ
慶良間 下曽根のウメイロモドキとグルクン
ウメイロモドキとグルクン
慶良間 下曽根のジャイアントマンタ
下曽根 ジャイアントマンタ
慶良間 下曽根のジャイアントマンタ
下曽根 ジャイアントマンタ

ジャイアントマンタと
ナンヨウマンタ

マンタはオニイトマキエイとナンヨウマンタの二種類が生息しています。一般的に石垣島、その他のポイントでマンタと言っているのは「ナンヨウマンタ(英名:Alfred manta)」という一般的な種類です。もう一つは外洋性の「オニイトマキエイ(英名:Giant Manta)」で、日本ではかなり珍しく滅多にみれません。

下曽根は、オニイトマキエイのジャイアントマンタを狙って潜れるポイントです。確率は高くないですが、ジャイアントマンタが目の前に現れたときの感動は忘れられません!「ダイビングしてて良かった!」「やっぱこれを見たいんだ!」と思うはずです。ハズレてもいいから下曽根で狙いたい上級者はたくさんいます。

ジャイアントマンタ

ジャイアントマンタを見分ける特徴として、お腹側で一番下の5番目のエラに大きな半円状の黒い模様があること、顔が黒いこと。背中側の模様はT字になっています。また、大きい個体だとナンヨウマンタより感覚的に1.5倍くらい大きいです。

ジャイアントマンタのお腹側

ジャイアントマンタのお腹

オニイトマキエイ
Giant manta

ジャイアントマンタの背中側

ジャイアントマンタの背中

オニイトマキエイ
Giant manta

ナンヨウマンタ

ナンヨウマンタはジャイアントマンタと違い、5番目のエラの両側に大きな黒い模様はありません。たまに個体によって模様がある個体もいますが、顔が白いです。背中の模様はT字ではなく、なんとなくボケた感じの模様です。日本で見るのはほとんどがナンヨウマンタです。

慶良間 ウチザン礁のナンヨウマンタ

ナンヨウマンタのお腹

Alfred manta

ナンヨウマンタの背中

ナンヨウマンタの背中

Alfred manta

下曽根でジャイアントマンタが見れる時期は?

下曽根でジャイアントマンタが見れる時期は、秋が多いイメージです。が、正直ジャイアントマンタは神出鬼没なのでハッキリ断言できません。秋以外に下曽根に行くと普通に居ることもあります。つまり運が良ければ居るときは居る、居ないときは居ない!といった感じです。ちなみに那覇のドリフトでは3月~ゴールデンウィークまではトライアングル、ゴールデンウィーク~7月までは粟国島がシーズンなので、どこのショップも下曽根に行きだすのは8月頃からが多くなります。

2023年は、当店オーナーである私小野は秋~冬にかけて13~15回下曽根でジャイアントマンタを見れました。その年那覇で最も多くジャイアントマンタを見た先輩のガイドはたしか23回くらいでした。が、2024年はどのガイドも2回~4回程度しか見れませんでした。ガイドでもなかなか見れないこともあるので、見れたゲストはラッキーです!

下曽根でダイビングするには?

下曽根でダイビングをするには、まず慶良間外洋でのダイビングに参加頂きます。そのうえで海況が良く船長が下曽根に行けると判断した場合のみ下曽根に行くことができます。一応、下曽根に行きたいというリクエストはお聞きできますが、必ず行けるとは限らないと思っておいてください。南寄りの強風だと水面が時化るので下曽根は難しいです。北風はある程度大丈夫です。

当店では通年して慶良間外洋でのドリフトダイビングを開催しています!下曽根で潜りたい方はご予約をお待ちしております!

慶良間のダイビングと水温

慶良間のダイビングで、水温は概ね次のとおりです。スーツは人にもよるので参考としてお考えください。沖縄の冬はけっこう寒いので、冬はドライスーツを着てるガイドも多いです。当店のオーナー当店オーナーの私小野も冬はドリフトでもドライを着ています。

時期水温スーツ
1月~4月21℃~22℃ロクハンとインナー、ドライ
5月23℃ロクハンとインナー、ドライ
6月24℃~28℃5mm、ロクハン
7月~8月26℃~29℃3mm~5mm
9月~10月27~28℃3mm~5mm
11月26℃3mm~5mm
12月24~25℃5mm、ロクハン

一日の流れ

一日のサンプルスケジュールは以下のとおりです。前日までに朝の送迎時間を連絡します。当日はお知らせした送迎時間の5分前にはホテルの前でお待ちください。

6:20~6:40ホテルにお迎え
7:30出港
8:30ダイビング開始 3本
14:30~15:30ホテルに送迎、解散

料金

一名から開催可能。レンタル無料。ガイド代、ウエイト代、送迎代などは込み。コミコミ価格です。※お昼ご飯、飲食代は別です。お昼ご飯のご用意はありませんので、各自お持ちください。

2ダイブ3ダイブ
慶良間20,000円23,000円

スキル・持ち物・注意事項

  • 水深40mまでダイビング可能なライセンス(例:PADIアドバンス以上でディープスペシャルティ保持者)
  • ドリフトダイビングの経験がある(初ドリフトの方は相談)
  • ダイビング経験目安50本以上 ※必ずではありません
  • 定期的にダイビングをしている人(年1~2のリゾートダイバーかつ初心者は不可)
  • スムーズな耳抜きをしながらのフリー潜降、フリー浮上、中性浮力
  • ある程度泳げる、流れてても焦らない
  • 自分でフィンを脱いで船に上がれる
  • 水面でフロートを上げれる
  • 自分の器材をセッティングできる、自分のウエイト量を知っている
  • 自分のことは自分でできる
  • ガイドの指示を守れる
  • お持ちの器材。ご自身の器材はきちんと整備されたものをお持ちください。お客様の器材トラブルによる事故等は一切責任を負いません。
  • シグナルフロート、ライト、ダイブコンピューターは必須。持ってなければ買ってからお越しください。当店でも販売可能です。
  • 使い慣れたフィン、バラクーダフィン、カマスフィンなど推進力のあるフルフットフィンのご使用をお願いします。ドリフトダイビングではストラップフィンは泳げないので禁止です。
  • ギャンブル要素の高いポイントのため、ハズレたら特に何も見ずにエキジットする場合があります。
  • 必ずジャイアントマンタ、大物が見れるわけではありません。
  • 潮が速い場合、ダイブタイムに関わらず早めにエキジットする場合があります。
  • 場合によって一日2本または3本下曽根に潜ることもあります。

お申込み

シーズン中は満席となる場合があるので、お早めのご予約をお願いします。また、日程、詳細についてはお問い合わせください。